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近畿大学通信課程で図書館司書を目指すブログ

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図書館情報技術論 レポート(合格)

学習 図書館情報技術論

図書館情報技術論のレポートです。2度めの提出で無事合格することができました。


設題

テキストから情報技術に関する章を4つ以上特定し、
①特定した各章の内容がどの様に関連しているかについて論述して下さい。
②更に、特定した各章の内容が組み合されて図書館でどの様に応用されているか
具体例を一つ挙げて論述して下さい。

解答

以下、設題①及び設題②についてそれぞれ解答する。

設題①への解答
テキストの「第一章コンピュータに関する基礎知識」、「第二章インターネットに関する基礎知識」、「第六章データベースの仕組み」及び「第七章検索エンジンの仕組み」の各章の関連性について以下に述べる。
まず、第一章と第二章の関係性については、第二章で述べられているインターネット技術の発展において、第一章で述べられているコンピュータ間の通信技術がベースとなっていることが挙げられる。我々は、電話網を活用したISDNADSLや、FTTH等の通信回線を利用し、他のコンピュータと相互通信することで、インターネットを利用することができている。回線の利用においては、回線の接続サービスを提供するインターネット・サービス・プロバイダと契約することが必要になる。

次に、第二章と第七章の関係性については、第二章で述べられているインターネット上の情報資源の探し方の代表であるサーチエンジンは、第七章で述べられている検索技術を利用したものであることが挙げられる。インターネット上にはあまりに多くの情報が存在するため、その情報をいかにして収集し、検索できるようにするかが重要となる。第七章で述べられている検索エンジンのクローラは、第二章で述べられているハイパーテキストのリンク情報をたどり、情報を蓄積・構造化する。リンクをたどることで、広大なインターネットの世界から情報を捜索することができる。一方で、インターネット上に存在するがどこからもリンクが設定されていない情報(いわゆる深層Web)については、検索エンジンでは検索することができない。

また、第六章と第七章の関係性については、第六章で述べられているデータベース技術は、第七章で述べられている検索エンジン技術の基礎的なものとなるということが挙げられる。上述したとおり、検索エンジンのクローラはリンクをたどってインターネット上の情報を収集するが、収集された情報はデータベースシステムに蓄積されていく。蓄積された情報量は膨大なものとなるが、データベースの索引(index)を活用することで、膨大なデータ量から素早く必要な情報を探しだすことができるようになる。

設題②への解答
①で論じた技術は、図書館においても活用されている。本レポートでは具体的な例として、テキストの第五章で述べられている、国立情報学研究所が提供する目録所在データベースシステムであるNACSIS-CATを対象として、各技術がどのように応用されているのか述べる。

NACSIS-CATは、参加する図書館が共同で目録を作成するためのシステムであり、各図書館は作成した
目録を共通データベースに反映したり、他の図書館が作成した目録情報を取得して自館のシステムに登録したりすることができる。目録情報の登録及び取得のどちらの処理においても、各図書館の拠点とNACSIS-CA
Tを提供する国立情報学研究所のサーバ間は相互に通信を行う必要がある。そこで、第一章で述べられているLANや電話回線・ブロードバンド回線等の通信技術を活用し、遠隔地間でのデータのやり取りを実現することが必須となる。また、NACSIS-CATへ接続する際には、第二章で述べられているインターネット網を利用し、参加館は国立情報学研究所のサーバへアクセスすることができる。
さらに、書誌ユーティリティである国立情報学研究所のサーバは、膨大な量の目録を保持し、参加図書館のリエストに対して検索・出力する処理を実施する必要がある。そこで、第六章で述べられているデータベース技術が重要となる。膨大なデータに対してインデックスを付与するなどして、リクエストに対して高速に検索処理を実現している。
参加図書館が収集されたデータベースへアクセスする際には、第二章で述べられている通信プロトコルに基づく相互通信により、情報をやり取りする仕組みが活用される。参加図書館はNACSIS-CATへデータベース照会のリクエストを送信すると、NACSIS-CAT側ではリクエストに基づきデータベースを検索し、レスポンスを返す仕組みとなっている。
また、NACSIS-CATにて保持されている目録情報をインターネット上で検索できるNACSIS WebCATでは、第二章で述べられているインターネット技術及び第七章で述べられている検索機能が応用されている。

このように、図書館においてはコンピュータ・ネットワーク・データベース・検索エンジン等の各技術が活用され、図書館業務の効率化や高度化に役立てられており、情報通信技術と図書館業務は切り離せない関係にある。

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図書館情報技術論のレポート作成に参考となる文献はこのあたりでしょうか。大向先生の「ウェブがわかる本」は、大変読みやすくまた基本的な事項を網羅しているので、あまりこの分野に詳しくない人が最初に読む本としておすすめです。

ウェブがわかる本 (岩波ジュニア新書)

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デジタル・アーカイブの最前線 (ブルーバックス)

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図書館情報技術論のレポートの採点はいかに設題にそっているかという点で行われます。一回目の提出では、設題に完全一致していない解答だったため、再提出となってしまいました。
設題の通り、各章の関係性を見出し、列挙し、さらにその技術が図書館でどのように活用されているかのみを記述し、他の要素は全て省いたレポートとすることが肝要だと感じました。

以上、図書館情報技術論のレポートでした。

本記事が参考になりましたら幸いです。司書資格取得に向けてがんばってください!