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図書館概論 レポート(合格)

さっそく、最初に提出した図書館概論のレポートが返却され、無事合格することができました。返却までなんと1日!すごい速さですね。

お題が公共図書館の調査だったので、近所のよく通っている図書館についてレポートを書いてみました。よろしければ、みなさんのレポート作成の参考にしてみてください。

一応ですが、本レポートのコピーをそのまま提出するのは避けてくださいね。

 

お題

公共図書館を1つ選んで、設備(規模、単独館か複合館)、立地、蔵書数、貸出数、図書館職員数、実際の図書館サービスについて調査やインタビューを行いなさい。公共図書館は、中央館、分館、地域館、分室または公民館図書室を1つ選びなさい。必ず図書館名と所在地を記入すること。この調査を通じて、対象とした公共図書館に期待することおよび感想を述べなさい。 調査前にアポイントを取ることが望ましい。

 

回答

東京都xxxxxxxにあるxxx図書館について調査を行った。
xxx図書館は、美術館や児童館、体育館などが並ぶ複合施設の一角に立地している。xxx図書館は、xx区の中央館であるxx図書館を含め、他の7つの図書館と連携しながら図書館サービスを提供している。なお、以下の調査内容は、注釈がないものについてはすべて平成26年3月末の調査結果に基づくデータである。

1.設備について

xxx図書館は、複合施設の中に立地はしているが、建物自体は独立している。広さは床面積で1,339平方メートルあり、訪問した際にも広い空間である印象を受けた。閲覧用に、机ありの席が75席、椅子のみ45席の計120席が設置してある。

xxx図書館は火曜日から土曜日は9時から19時まで、日曜日・祝日は9時から17時まで開館しており、社会人にとっても利用しやすい。

2.立地について

上述のとおり、xxx図書館は区の施設が立ち並ぶ中にあり、まわりには木々や公園もあり緑があふれる居心地の良い場所に立地している。最寄りのxx駅からも徒歩10分程度の距離であり、アクセス性も高い。また、駐車場や駐輪場も完備しており、遠方からの訪問も可能となっている。

3.蔵書数について

xxx図書館は、一般書94,883冊、児童書21,499冊、コミック1,871冊、外国語の本が2,004冊の計120,257冊を所蔵している。また、雑誌を161タイトル、新聞等を41紙、CDを15,171枚、児童向けのおもちゃを146個保有している。なお、児童向けのおもちゃは住民への貸出も行っている。

4.貸出数について

H26年度の年間の来館者数がのべ260,954人であり、そのうちのべ126,735人が貸出を受けている。H27年度の年間総貸出数は426,721冊である。その内訳は、図書・雑誌が386,994冊、視聴覚資料が39,306、その他421である。インターネット上で蔵書の検索・予約サービスを提供し始めたH15年度より、貸出数は大きく増加をしたとのことである。

その他、図書館相互協力として、xx区内の他の図書館向けに、1,191冊を貸し出しており、一方で693冊を借り受けている。

5.図書館職員数について

xxx図書館は、常勤職員が39人で、うち16人が司書又は司書補の資格を持っている

6.実際の図書館サービスについて

xxx図書館は、xx区が運営する公共図書館であるが、xx区民に限らず誰でも利用することができる。実際に、私はxx区民であるが、自宅から最も近い図書館がxxx図書館であるため、本を探す際にはこちらの図書館を利用している。ただし、貸出を受けるためには利用者登録を行う必要がある。

貸出点数は図書・雑誌・CD等すべてで総計20点以内である。返却期限は2週間となっている。

返却については、図書館の開館時間帯であれば返却カウンターへ、閉館時間帯であれば図書館入口に設置してある貸出ポストにて返却をすることができる。

本を探す際には、図書館内にも検索端末が設置してあるが、Web上でxx区内の各図書館の蔵書検索及び貸し出し状況の確認を行うこともできる。さらに、貸出中の図書についてはWeb上で予約をすることもでき、大変便利である。
また、児童向けのサービスとして、絵本の読み聞かせ・紙芝居等の催し物を実施しており、私がこのレポートを書くにあたり図書館を訪問した際にも、お話し会として絵本の読み聞かせを実施していた。その他、障害を持った方向けに大活字本・拡大写本・点字図書の提供や、対面での朗読・点訳サービスを提供している。

7.公共図書館に期待すること・感想

私は以前別の市町村で暮らしていた時にもその自治体が運営する公共図書館を利用していたが、現在の住居に引越をし、xxx図書館を利用するようになって以来、図書館を利用する頻度が大きく上がったと思う。利用頻度があった理由として、実際に図書館に足を運ばなくても、Web上で蔵書の検索や予約ができることが大きいと感じている。特に自治体の公共図書館では、専門的な資料を探そうとしても中々が蔵書になかったり、あったとしても貸し出されていることがあり、その時には遠方の出身大学の図書館まで足を運ぶ必要があった。事前に最寄りの図書館で蔵書を確認し、資料の有り無しを知ることができるのは、住民サービスとしてとてもありがたいことだと感じている。

図書館のサービスについては、利用時に不満を感じたことはなく、職員の皆様も感じの良い方ばかりである。ただ、外部委託範囲の拡大が進む現在の図書館に関する社会情勢のなかで、現在のようなサービスをどこまで継続できるのかについては、心配な点である。

<参考ホームページ>
xxx図書館Webサイト http://xxxxxxxxxx

 

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図書館概論のレポートを作成するにあたって参考にした文献はこのあたりです。「未来をつくる図書館」は、直接レポートには関係ないですが、名著なのでここに載せておきました。もう既に読んだことのある人も多いとは思いますが、図書館司書を目指す人なら必読だと思います。きっと興奮しながら読むことができると思います。

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)

 

 

 

 

講評は一行程度のものでしたが、最初に返却されたレポートだったのでとても嬉しかったです。基本的にきっちり地元の図書館について調べておけば、落とされることも無いのかなと思います。

図書館概論のレポートは図書館の現地調査が必要ですが、図書館サービス概論のレポートも同様に現地調査が必要になるので、後になって考えるとこの2つのレポートは同時に提出したほうが効率的でした。

 

zbtn.hatenablog.com

 

ということで、図書館概論のレポートでした。

本記事が参考になりましたら幸いです。司書資格取得に向けてがんばってください!